ジョージア道路局がトビリシ環状道路の第4・第5工区について公示した国際入札で、応札の期限が9月14日まで延長された。当初の締切は8月6日だった。ビジネス専門媒体BPNが伝えた。
両工区の入札は2026年6月19日に公示されている。
区間の内容は次のとおりである。第4工区は約8.7キロで、トビリシ環状道路をロチニ交通結節点に接続する。第5工区は10.2キロで、環状道路の南側区間にあたる。
第5工区の位置づけには注意して見る価値がある。この区間はE60国際幹線道路(アゼルバイジャン方面)をカヘティ街道に接続するものであり、ルスタヴィ、トビリシ東部、空港、そして新設される工業地区の間に高速の連絡路を生む。
工期は着工から第4工区が30か月、第5工区が20か月である。
資金はアジア開発銀行(ADB)の融資による。両工区の総事業費は2億5,000万ドルとされる。
同じ2億5,000万ユーロという規模の案件が、8月に別途動いていた。ジョージア道路局が公示したルスタヴィ〜赤い橋およびアルゲティ〜サダフロの幹線道路の建設で、こちらは欧州投資銀行(EIB)の融資である。応札期限は8月24日まで延長された。
つまりジョージアは同時期に、ADB融資2億5,000万ドルとEIB融資2億5,000万ユーロの道路事業を並行して入札にかけている。行き先はいずれもアゼルバイジャン方面とアルメニア方面である。
資金の出し手の構成も一致する。同国の対外公的債務90億ドルのうち、ADBが24億6,900万ドルで最大の債権者、EIBが11億8,500万ドルで3番目である。両行が並んで道路に融資している構図であり、ADBはトビリシ近郊のヴァジアニ国際空港の実現可能性調査も支援している。
なお両案件で応札期限が延長されている点は共通している。理由は公表されていないが、応札者の確保に時間を要している可能性がある。
