中国海関総署が公表した2026年1〜7月の国別貿易統計によると、トルクメニスタンと中国の貿易額は57億6,469万ドルで、前年同期比0.2%減った。内訳は、トルクメニスタンから中国への輸出が47億5,932万ドルで4.3%減、中国からトルクメニスタンへの輸出が10億537万ドルで25.2%増である。7月単月は9億4,171万ドルだった。数字は中国側の通関ベースで、トルクメニスタンの統計とは計上方法が異なる。
| 国 | 2026年1〜7月の対中貿易額 | 前年同期比 | うち対中輸出額 | 対中輸出の比率 |
|---|---|---|---|---|
| カザフスタン | 324億4,822万ドル | 24.1%増 | 141億246万ドル | 43.5% |
| キルギス | 117億6,404万ドル | 32.2%減 | 1億2,729万ドル | 1.1% |
| ウズベキスタン | 105億5,593万ドル | 28.3%増 | 13億6,047万ドル | 12.9% |
| トルクメニスタン | 57億6,469万ドル | 0.2%減 | 47億5,932万ドル | 82.6% |
| タジキスタン | 28億8,922万ドル | 17.4%増 | 5億1,466万ドル | 17.8% |
中央アジア5か国で、トルクメニスタンは対中貿易に占める自国輸出の比率が突出して高い。カザフスタン43.5%、タジキスタン17.8%、ウズベキスタン12.9%に対し82.6%と、中国との関係はほぼ一方向である。その柱が縮んだ。中国からの調達が25.2%増えても全体が0.2%減ったのは、規模の大きい側が4.3%減ったためだ。中国側の輸入はカザフスタン51.8%増、タジキスタン66.7%増、ウズベキスタン38.8%増と伸び、減ったのはトルクメニスタンとキルギス(97.4%減)だけだった。国別表に品目の内訳はなく、価格と数量のどちらが効いたかはこの統計では分からない。トルクメニスタンはカザフスタンとの税関電子化など物流の円滑化を進めるが、対中貿易の増減はこの輸出1本とほぼ同義である。
