資料写真:イパクヨリ銀行の支店(カシュカダリヤ)/MirfayzbekAbdullayev(CC0)出典

企業動向

ウズベクネフチガス、合弁3社への統制強化を表明。事業・投資を事前同意制に、2025〜2026年分の配当支払いを課題に設定

ウズベクネフチガスは8月21日、出資する合弁3社への統制を強めると発表した。サンギノフ経営委員会議長のもとで行われた検討で、生産量の逐年の減少や、配当義務が完全には果たされていないことを指摘し、合弁の事業や投資案件は同社の同意を得てから実施させるとした。いずれも規模を示す数字はなく、合弁相手の見解も含まれていない。

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ウズベクネフチガスは8月21日、出資する合弁企業3社の活動を批判的・分析的に評価したと発表した。アブドガニ・サンギノフ経営委員会議長のもとで行われたもので、対象はナチュラル・ガス・ストリーム(Natural Gas-Stream)、ニュー・シルクロード・オイル・アンド・ガス(New Silk Road Oil and Gas)、アンディジャンペトロ(ANDIJANPETRO)の3社である。同社は、出資者としての権利と利益を完全に確保し、生産と財務の効率を高めるための体系的な作業に着手したとしている。

発表によれば、予備的な分析で、経営、報告義務、財務規律にかかわる一連の制度的な問題が見つかった。一部の企業では業務プロセスが十分に規程化されず、会計と財務報告の透明性も、同社への報告の仕組みも十分に整っていないという。その結果として、生産量が年々減っていること、投資資金が効率的に使われているかへの疑問、財務の安定が確保されていないこと、配当の支払い義務が完全には履行されていないことが生じたとする。

定めた措置は次のとおりである。

項目発表が示した内容
事前同意合弁で計画する事業、投資案件、業務プロセスを同社と協議し、必要性・経済的妥当性・費用を分析したうえで同社の同意を得てから実施する
再分析各社の生産能力、地質探査、地質技術活動の効率を改めて分析する
債務同社に対する既存の債務を登録し、洗い出す
デジタル化資金の流れと調達を管理する仕組みを電子化する
配当財務状況と配当政策を見直し、2025〜2026年分を全額かつ期限内に支払い、既存の債務を解消し、将来の義務の履行を継続的に監視する

発表が示していないものも多い。3社の社名を挙げる一方、出資比率も合弁相手の名前も書かれていない。生産がどれだけ落ちたか、配当がいくら滞っているか、債務がいくら残っているかという数字は一つも出てこない。人事の異動や契約の改定にも触れていない。文面は措置と課題を定めたと記すにとどまり、取締役会の決議や契約の変更として公表されたものではない。

同社は、出資者による適切な統制がこれまで行われてこなかったことが問題を深刻にしたとも述べており、批判の矛先は合弁の相手方だけでなく自社の管理体制にも向いている。ただし、これは出資者の一方である同社の発表であり、合弁相手の言い分は含まれていない。生産が落ちた理由も経営と規律の問題として説明するだけで、鉱床の減退などの要因には触れていない。

同社はウズベキスタンの国営石油ガス会社で、生産の一部を合弁の形で抱えている。同国では上半期の鉱物性燃料の入超が14億5,681万ドルに拡大している。3社の生産がこの入超にどれだけ効いているかは、発表が規模を示していないため分からない。もっとも今回の発表は措置と課題を並べたもので、履行の期限や、合弁側が応じない場合にどうするかは示されていない。

この記事の日付 2026年8月21日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年8月27日 14:59

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