資料写真:エレバンの街並み/Alexey Komarov(CC BY-SA 4.0)出典

金融・投資

アルメニアの国内商業、卸売2.2%減と小売7.1%増に分岐。卸売が全体の63.8%

アルメニア統計委員会の1〜6月統計で、国内商業の内訳が逆を向いた。全体の63.8%を占める卸売は2兆119億9,530万ドラムで前年同期比2.2%減、小売は1兆145億1,300万ドラムで7.1%増、自動車販売は1,293億5,770万ドラムで6.6%増だった。

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アルメニア統計委員会が8月5日に公表した1〜6月の社会経済統計で、国内商業の内訳が逆を向いた。取引額の63.8%を占める卸売は2兆119億9,530万ドラムで前年同期比2.2%減。一方で小売は1兆145億1,300万ドラムの7.1%増、自動車販売は1,293億5,770万ドラムの6.6%増だった。合計は3兆1,558億6,600万ドラムで0.9%増にとどまり、同じ上半期の鉱工業生産10.8%増・建設24.5%増とは対照的である。

区分2026年1〜6月構成比前年同期比
卸売2兆119億9,530万ドラム63.8%2.2%減
小売1兆145億1,300万ドラム32.1%7.1%増
自動車販売1,293億5,770万ドラム4.1%6.6%増
小売のうち店舗8,468億8,350万ドラム小売の83.5%6.9%増
小売のうち消費財市場385億4,490万ドラム小売の3.8%14.0%増
小売のうちその他の販売施設(自動車・家庭用燃料の小売)1,069億3,400万ドラム小売の10.5%6.2%増
小売のうちキオスク128億580万ドラム小売の1.3%6.6%増
小売のうち農産物市場93億4,480万ドラム小売の0.9%11.8%増

読みどころは月次の推移である。国内商業全体の前年同月比は1月100.7、2月105.6の後、3月100.2、4月100.1、5月100.0と鈍り、6月は99.9と前年割れに転じた。小売はこの間106.1〜108.3を保っているので、減速しているのは卸売の側である。卸売は輸入、在庫、企業間の商流を映す部分で、ロシアとの貿易が3分の1に縮んだ時期と重なる。小売1兆145億1,300万ドラムのうち70.3%にあたる7,135億7,710万ドラムはエレバン1市で計上されている。下半期の分かれ目は、消費の勢いよりも卸売が戻るかどうかにある。

この記事の日付 2026年8月5日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年8月20日 0:28

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