アルメニア統計委員会が8月5日に公表した1〜6月の社会経済統計によると、対EU輸出は5億1,648.7万ドルで、前年同期の2億8,659.7万ドルから80.2%増えた。輸出全体に占めるEUの比率は7.8%から15.0%へ上がっている。ただし輸出全体は34億3,131.7万ドルの6.7%減で、EU向けの伸びは全体の落ち込みを埋めていない。
主な相手先の内訳は次のとおり。
| 相手先 | 輸出(1〜6月) | 前年同期比 | 貿易総額(1〜6月) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 全体 | 34億3,131.7万ドル | 6.7%減 | 95億7,093.9万ドル | 0.1%減 |
| EU | 5億1,648.7万ドル | 80.2%増 | 16億9,534.8万ドル | 46.2%増 |
| ロシア | 12億2,762.6万ドル | 4.2%減 | 26億3,017.3万ドル | 20.9%減 |
| ベラルーシ | 6,474.3万ドル | 1.8%減 | 1億2,231.1万ドル | 18.8%増 |
| カザフスタン | 1,987.2万ドル | 35.2%減 | 4,850.5万ドル | 16.3%増 |
| キルギス | 1,223.9万ドル | 2.8倍 | 1,451.5万ドル | 3.2倍 |
| 中国 | 5億2,649.5万ドル | 82.6%増 | 14億7,124.2万ドル | 22.9%増 |
| アラブ首長国連邦 | 2億8,000.8万ドル | 74.3%減 | 3億743.8万ドル | 72.8%減 |
EU向けの増加分2億2,988.9万ドルのうち、ブルガリア向けが1億5,001.4万ドル、ベルギー向けが5,831.5万ドルを占め、この2か国だけで9割にあたる。ブルガリア向けは6.1倍の1億7,966.6万ドル、ベルギー向けは2.1倍の1億1,374.7万ドルだった。貿易総額に占めるユーラシア経済連合(EAEU)のシェアは36.3%から29.4%へ下がったが、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスとの貿易総額はいずれも増えており、縮んでいるのはロシアとの取引に限られる。そのロシアとの取引も、輸出は4.2%減にとどまり、総額を押し下げたのはロシアからの輸入が31.4%減ったことによる。対ロシア輸出の減少がGDPの1.5〜2%を危うくしうるとした中銀副総裁の警告に相当する落ち込みは、上期の輸出統計にはまだ現れていない。
