欧州復興開発銀行(EBRD)は、カザフスタンの国有幹線道路運営会社カズアフトジョル(QazAvtoZhol)に対し、最大2億3000万ユーロ相当を日本円建てで融資すると発表した。対象は西部アクトベとウルガイシンを結ぶ234キロメートル区間の改良である。
同区間は現在、片側1車線のカテゴリーII規格だが、事業により片側2車線のカテゴリーI規格へ引き上げられる。発注方式は設計・施工・維持管理を一体で担うDBM(design-build-maintain)契約を採用する。電子料金収受システムや車両重量を走行中に計測するウェイ・イン・モーション装置など、高度道路交通システム(ITS)も導入される。
協調融資はアジアインフラ投資銀行(AIIB)が担う。EBRDによると、カズアフトジョル向けの融資は2025年に続く2件目となる。
当該区間は「西欧・西中国」回廊、中央アジア地域経済協力(CAREC)第1回廊、欧州道路E38の一部を構成する。カザフスタンの国家道路プログラムには世界銀行、アジア開発銀行、イスラム開発銀行も資金を供給しており、複数の国際金融機関が並行して関与する構図となっている。
