中央アジアの輸送網をめぐる発表が同じ日に3件重なった。いずれもトレンド通信が伝えたものである。
最も規模が大きいのは航空である。カザフスタンとトルコの両国は、両国間で運航できる便数を週120便から224便へ増やすことで合意した。カザフスタン運輸省の発表によれば、2026年8月13〜14日にイスタンブールで両国の航空当局が交渉し、14日に民間航空に関する新たな覚書に署名した。
ほぼ倍増という枠の拡大は、単なる旅客の便宜にとどまらない。トルコはカザフスタンにとって中間回廊の出口側にあたり、貨物と人の両方が通る。カザフスタンは石炭鉱区の開発権をUAE企業に与え、タングステンの一貫生産で米国企業と組み、ガス分野で中国企業と協議している。航空の枠の拡大は、その関係の広がりを支える基盤の話である。
ウズベキスタンのホラズム州では有料道路の建設が進む。運輸検察のI・ナリモフ氏が率いる作業班が、ウルゲンチ〜ヒヴァ間35キロの有料道路の工事を視察し、進捗と品質を確認した。検察総局の公式発信によるものである。
同じ州では空港も動いている。ミルジヨエフ大統領はホラズム州の視察をウルゲンチ国際空港から始め、拡張と近代化に2億6,400万ドルを投じる計画を確認した。空港と有料道路が同じ州で同時に進んでいる構図であり、ヒヴァという世界遺産の観光地への到達経路を空と陸の両方で整えていることになる。
検察が工事の品質を検査しているという点も見落とせない。公共事業の品質管理を検察機構が担う体制は、汚職への対応という文脈で理解する必要がある。ウズベキスタンでは2025年に7,517人が汚職関連の犯罪で訴追され、前年から163人増えた。
3件目は東カザフスタン州である。ウスチカメノゴルスク〜シェモナイハ〜ロシア国境を結ぶ121キロの幹線道路の大規模改修が完成に近づいた。同州行政の発表によれば、工事は前年に始まり、30キロ区間が2025年に完成して通行を開始、本年は残る91キロを改修している。第1区間は施工が完了し、第2区間はアスファルトコンクリートの敷設を終えた。
方向に注意して読む価値がある。この道路が向かうのはロシア国境である。中間回廊が中国から西へ向かう経路である一方、カザフスタンは北の対ロシア経路の整備も並行して続けている。同国の原油輸出は依然としてロシア領を通るカスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)に依存し、その安定性をめぐって外相がオーストリアと協議したばかりである。西へ振るか北を保つかという二択ではなく、両方を維持するという選択が道路の実績に表れている。
