ジョージアの対外収支が大きく改善している。2026年第1四半期の経常収支赤字はGDP比3.8%となり、前年同期の7.9%からほぼ半減した。ゴールト・アンド・タガートの週次レポートが伝えた。
改善はすべての項目にわたる。サービス収支の黒字が9.8%拡大し、なかでもICT輸出が前年同期比59.5%増の4億7,900万ドルと大きく伸びた。所得収支の赤字は20.2%縮小して4億2,300万ドル、移転収支は7.0%増の9億100万ドルとなった。物品貿易の赤字も1.8%縮小して17億ドルである。輸出が23.8%増と、輸入の11.4%増を上回った。
資金の流入側も強い。純直接投資(FDI)は2.1倍の1億6,090万ドル、証券投資は約4.9倍の4億5,270万ドルに達した。両者を合わせると経常赤字を十分に上回り、その結果、外貨準備は同四半期に1億4,750万ドル増加した。同社は2026年通年の経常赤字をGDP比2.4%と、過去最低の水準になると予測している。
FDIの内訳を別のレポートで見ると、第1四半期の流入額は前年同期比47.7%増の2億7,120万ドルだった。2025年第4四半期は2.3%の減少だったので、そこからの反転である。伸びを牽引したのは株式投資で178.7%増の1億160万ドル、負債性の投資も2,380万ドルへ回復した。一方、再投資収益は4.7%減の1億4,580万ドルで、FDI全体の53.8%を占める。
受け入れ部門では金融が1億2,510万ドル(全体の46.1%)で最大、次いで不動産が4,880万ドル(18.0%)、ICTが3,720万ドル(13.7%)、エネルギーが3,190万ドル(11.8%)、商業が2,460万ドル(9.1%)と続く。
投資元の国別では英国が5,240万ドルで首位、米国が4,750万ドル、オランダが2,920万ドル、アゼルバイジャンが2,090万ドルである。同社は2026年通年のFDIを8.0%増の18億ドルと見込む。
