ジョージアの2026年第2四半期の外国人訪問者数は前年同期比4.5%減の160万人となった。ゴールト・アンド・タガートの観光市場レポートが伝えた。宿泊を伴う観光客は2.7%減の130万人、日帰り客は11.6%減の30万人である。
減少は特定の市場に集中している。最も大きいのは中東からの訪問で32.4%減った。イラン情勢の影響である。次いでインドが75.8%減と急落したが、これは航空会社インディゴが路線を運休したことによる。近隣のトルコ(6.9%減)とアルメニア(5.0%減)も減少した。
一方で増えた市場もある。EUからの訪問が19.4%増、ウクライナが21.3%増、カザフスタンが9.4%増、ロシアが5.1%増、アゼルバイジャンが4.7%増、中国が3.2%増となった。市場構成が中東・南アジアから欧州・CIS方面へ移りつつある。
上期通算では訪問者数が2.7%減の270万人となった。うち観光客は230万人でほぼ横ばい(0.1%増)、日帰り客は14.6%減の50万人である。
収入も同様の動きを示した。第2四半期の観光収入は3.8%減の11億ドル、上期通算では2.0%減の19億ドルとなった。国別ではイランが65.1%減、サウジアラビアが61.9%減と大きく落ち込んだ。トルコも10.9%減である。イスラエルは訪問者数の減少幅に比べ収入の減少が3.0%にとどまった。増加したのはウクライナ(49.8%増)、EU(12.1%増)、アゼルバイジャン(10.3%増)、ロシア(10.1%増)である。
同社は2026年通年の観光収入を49億ドル、2027年を53億ドルと見込む。訪問者数については、航空便の接続改善、中東からの旅行需要の正常化、そしてバクー〜トビリシ間の鉄道再開に伴うアゼルバイジャンからの増加を理由に、低い一桁台の伸びを予想している。
