キルギス内閣は8月28日、エルリス・アクンベコフ副首相兼水資源・農業・加工産業相が、ビシケクの国家迎賓館「アラ・アルチャ」で開かれたキルギス・中国投資フォーラム「キルギス-中国、持続可能な発展と共通の繁栄への道」に出席したと発表した。副首相は統計データとして、2021年から2025年に中国から流入した直接投資が、流出を差し引かずに約18億5,000万ドルだったと述べた。新たな集計の公表ではなく、講演での引用である。中国・キルギス・ウズベキスタン鉄道の建設が新しい経済回廊を形づくるとも述べた。
| 項目 | 数字 | 出典 |
|---|---|---|
| 中国からの直接投資(2021〜25年、流出を差し引かない) | 約18億5,000万ドル | 内閣発表 |
| 2025年の中国からの直接投資のうち製造業向け | 約4億6,600万ドル(約75%) | カバル |
| 工業分野に登録された中国が出資する企業 | 968社(うち稼働190社) | カバル |
| 対中農産物輸出(2026年1〜5月) | 7,300万ドル | カバル |
| 中国側と共同で進める太陽光発電(100メガワット) | 投資額5,580万ドル | カバル |
| 署名された協定・覚書・商業契約の総額 | 3億ドル超(カバルが列挙した文書は14件) | カバル |
3億ドル超は署名額であり、中身は協定・覚書・商業契約の混合である。カバルが列挙した14件のうち、覚書は8件である。残る6件のうち契約と明記されているのは、国家税関インフラ社と山東江祥投資管理の投資管理契約、テズ・ジョル社と中国重型機械(CHMC)の契約合意、ラザコフ名称キルギス国立技術大学と中国路橋公司の協力契約の3件で、ほかに観光開発国家庁などが結んだ官民連携の協定、ダナイ社と福建RAYSCO医療科技の枠組み協定、キルギス郵便と喀什豊興貿易の協力協定がある。投資の実行が決まったわけではない。石油製品の供給では、キルギス企業が中国石油天然気集団(CNPC)と合意したことが既に伝えられている。カバルは、上海協力機構の行事の一環として習近平国家主席がキルギスを国賓訪問するのを前に開かれたフォーラムだと伝えている。2025年の製造業向け約4億6,600万ドルが同年の中国からの直接投資の約75%だという説明から逆算すると、2025年単年は約6億2,000万ドルとなり、5年累計18億5,000万ドルの3分の1を単年で占める。直近の急増を示す数字だが、2025年の値が5年累計と同じ流出控除前の基準かは示されていない。
