トルクメニスタンの天然ガス生産が計画を上回った。国営トルクメンガスの発表によれば、東部レバプ州の採掘部門トルクメンガスチカルシュは2026年上期に約50億立方メートルを生産し、計画を4億9,400万立方メートル上回った。トレンド通信が伝えた。
寄与が大きかったのはデミルガズィク・バルグイ鉱区である。計画6億2,270万立方メートルに対して6億8,500万立方メートルを産出し、目標を10%上回った。ガスコンデンセートも計画1万3,421トンに対して1万6,768トンと、25%の超過となっている。
レバプ州はトルクメニスタンの主要なガス産出地域のひとつで、国内向けと輸出向けの双方に供給する上流設備が集中している。
輸送計画にも動きがあった。トルクメニスタンは、パキスタンとの間で進めるTAPI(トルクメニスタン・アフガニスタン・パキスタン・インド)ガスパイプラインと、TAP経路に沿った送電線および光ファイバー通信線について、近い時期に事業が進展するとの見通しを示した。国営トルクメンネフチが8月15日に公表した。
見解が示されたのは、アシガバートで開かれたパキスタン独立記念日およびムハンマド・アリー・ジンナー生誕150周年の式典である。ラシド・メレドフ副首相兼外相が両国を結ぶインフラ事業に言及し、TAPIと送電線・光ファイバー線の実現に自信を示した。パキスタンのファリヤル・レガリ駐トルクメニスタン大使も、エネルギー分野を含む二国間協力の一層の強化に期待を表明した。
TAPIは1990年代から構想されながら、アフガニスタン情勢を理由に着工と中断を繰り返してきた事業である。今回の発言も式典での表明にとどまり、具体的な工程や資金の裏付けは示されていない。
石油製品の販路をめぐる接触も報じられた。在サウジアラビア・トルクメニスタン大使館の発表によれば、ムハメトゲルディ・アヤゾフ駐サウジアラビア兼オマーン大使が、オマーンに登記されたDUXミドルイースト社のラスール・グリャエフ会長兼常務と会談した。同社側はトルクメンバシ石油精製コンプレックスで生産される石油製品への関心を示したという。
トルクメニスタンは世界有数の天然ガス埋蔵量を持ちながら、輸出先が中国に大きく偏っている。TAPIにせよ石油製品の新たな販路にせよ、この一極集中を緩める試みという文脈で見る必要がある。
