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アゼルバイジャンのABB、ウズベキスタンのダヴル銀行株51%の取得を完了。取引所で5,100万株、総額1兆6,463億スム(約1億4,000万ドル)

アゼルバイジャン国際銀行(ABB)は9月11日、ウズベキスタンのダヴル銀行の株式51%の取得を完了したと発表した。取引所の記録では、9月10日に同行株計5,100万株が1株32,281.28スムで6件約定し、総額は1兆6,463億スム。ABBによると、S&Pは同行の長期の信用格付けをBからB+に上げた。

資料写真:銀行の建物/Urek Meniashvili(CC BY-SA 3.0)出典
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アゼルバイジャン国際銀行(ABB)は9月11日、ウズベキスタンの商業銀行ダヴル銀行(Davr Bank)との取引が完了したと発表した。取引は9月10日にタシケント共和国証券取引所で登録され、総額は1.646兆スム(約1億4,000万ドル)である。ABBは合意の条件に沿ってダヴル銀行の普通株5,100万株を取得し、同行の資本の51%の持分を得たとしている。

取引所が公表している取引結果にも、この日の約定が載っている。9月10日の13時39分から13時55分までに、ダヴル銀行の普通株(銘柄コードDRBK)の売買が6件成立した。価格はいずれも1株32,281.28スムで、株数の合計は5,100万株、売買代金の合計は1兆6,463億4,528万スムになり、ABBの示した1.646兆スムと合う。取引所の記録に売り手と買い手の名は載っておらず、買い手がABBであることはABBの発表による。

時刻(9月10日)株数売買代金(スム)
13:39377万1,217億42万5,600
13:42333万1,074億9,666万2,400
13:45504万1,626億9,765万1,200
13:47979万3,160億3,373万1,200
13:49772万8,2502,494億7,780万2,160
13:552,134万1,7506,889億3,900万7,440
合計5,100万1兆6,463億4,528万

ウズベキスタン中央銀行が定めた9月10日付の公定レート(1ドル=11,797.92スム)で換算すると、総額は約1億3,955万ドル、1株は約2.74ドルとなり、ABBの「約1億4,000万ドル」と整合する。

ABBは同じ9月11日の別の発表で、格付け会社のS&Pがダヴル銀行の長期の信用格付けをBからB+に引き上げ、見通しを「安定的」としたと伝えた。ABBによれば、S&Pの報告はダヴル銀行がABB金融グループの総資産の約10〜12%を占めると指摘している。S&Pが格付けを変更した日付は、ABBの発表には書かれていない。

ABBによると、ダヴル銀行の顧客は200万を超え、従業員は1,800人超、首都と地方に支店とサービスセンター43か所を持ち、資産は20億マナトを超える。いずれも時点は示されていない。

ABBがダヴル銀行の51%を取得するという計画そのものは、今回の発表で初めて出たものではなく、6月から段階を追って公表されてきた。ダヴル銀行が企業情報の開示ポータル(openinfo)に6月12日に掲載した6月8日の年次株主総会の決定によると、総会は、同行の資本の51%にあたる株式の売却の可能性についてABBとの交渉を続け、取引の条件を詰めることを承認した。取引に必要な企業・法務・財務・規制上の手続きを定められた手順で進めることも、あわせて承認している。

ウズベキスタン中央銀行は6月23日、ABBのアッバス・イブラヒモフ頭取らと、サンジャル・ノシロフ副総裁が率いる中銀の担当部署の代表との会談を公表した。中銀によると、会談は第5回タシケント国際投資フォーラムの機会に中銀で行われ、ABBがダヴル銀行の資本の51%の持分を取得する計画と、銀行の業務の今後の発展の見通しが話し合われた。会談の日付は発表に書かれていない。

8月には合意と式典が続いた。ダヴル銀行が8月26日に掲載した発表によると、8月22日にタシケントで開かれた第4回ウズベキスタン・アゼルバイジャン地域間フォーラムで、イブラヒモフ頭取と、ダヴル銀行の創業者で監督理事会の議長であるルトフッラ・ウバエフ氏が、ABBによる同行の支配株式の取得に関する合意書に署名した。翌23日には両国の大統領がオンラインで参加し、「ABB Davr」銀行事業の開所式が開かれた。同行の発表は、この事業の中身を、ABBによる支配株式の取得と、その後の「ABB Davr」ブランドでの営業と説明している。

9月3日には、残る手続きをABBが説明していた。イブラヒモフ頭取はABBのサイトに掲載されたインタビューで、正式な開始の前に株式の売買契約はすでに署名されており、次の段階で法令と契約の手続きに沿って株式の権利を法的に移し、株主名簿を書き換えると述べた。この手続きが終わればABBがダヴル銀行の主要株主になり、7〜10日で完了する見込みだとしていた。取引所での約定は、インタビューの掲載から7日後の9月10日だった。頭取は同じインタビューで、今回の案件を2026〜2028年の開発戦略に掲げた地理的な拡大の目標に向けた最初の大きな一歩と位置づけている。

取得の価格は、6月8日の総会の決定にも、6月の中銀の発表にも、8月26日のダヴル銀行の発表にも、9月3日のABBのインタビューにも書かれていなかった。9月10日の6件の約定で、1株32,281.28スム、総額1兆6,463億4,528万スムという価格が取引所の記録に残り、ABBは9月11日に取引の総額を1.646兆スムと発表した。次の予定は「ABB Davr」ブランドでの営業開始で、その時期をABBは9月11日の発表で「近日中」とし、頭取は9月3日のインタビューで、行名の変更に関する正式な手続きが終わりしだい始め、10月ごろにはブランドが見られるだろうと述べていた。

この記事の日付 2026年9月11日 は、出典が発表された日です。

本サイトでの初出 2026年9月12日 14:01

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