AZCONホールディング傘下のアゼルバイジャン航空(AZAL)が、カザフスタン西部のアティラウへの初便を運航した。同社がAPAに明らかにした。
バクー〜アティラウ線は月曜、火曜、金曜、日曜の週4便で運航する。同社は今回の開設を、両国間の航空路線網の拡大に向けた一歩であり、商用と観光の往来を容易にし、経済と人的な協力を強めるものだと説明している。
路線の意味は地図の上にある。アティラウはカスピ海北東岸に位置し、テンギス油田をはじめとするカザフスタン西部の石油産業の拠点である。バクーもまた石油の街であり、この2都市はカスピ海を挟んで向かい合っている。陸路では海を大きく迂回する必要があり、直行便がなければ移動はモスクワやイスタンブールを経由することになっていた。
同社はカザフスタンを国際路線網のなかで優先市場のひとつと位置づけている。両国間の人の移動が増え、市場の需要が高まっていることを踏まえ、カザフスタン国内の路線網を広げ続けるとしている。
この動きは本サイトが追ってきた流れの一部である。カザフスタンとトルコの両航空当局は運航可能便数を週120便から224便へ増やすことで合意し、ウズベキスタンではウルゲンチの空港に2億6400万ドルが投じられている。カスピ海を渡る旅客の便数が増えることは、中間回廊が貨物だけの回廊ではなくなりつつあることを示している。
