欧州復興開発銀行(EBRD)は、カザフスタン南部ジャンブール州で計画される「ミルヌイ」風力発電所に対し、総額5億4800万ドル(4億6700万ユーロ)の融資を組成したと発表した。内訳はEBRD自身のAローン2億5000万ドル(2億1300万ユーロ)と、協調融資にあたるBローン2億9800万ドル(2億5400万ユーロ)である。
発電所の設備容量は1ギガワット。あわせて出力300メガワット、容量600メガワット時の蓄電池設備(BESS)を併設する。EBRDによれば、これにより年間およそ250万トンの二酸化炭素排出が回避される見込みである。
事業会社アクタス・エナジーは、フランスのトタルエナジーズ、カザフスタンの国家福祉基金サムルク・カズナ、国営石油ガス会社カズムナイガスによる合弁である。Bローンには中国建設銀行、カタール・ナショナル・バンク、ソシエテ・ジェネラル、スタンダードチャータード、プロパルコ、ドイツ投資開発公社(DEG)、カザフスタン開発銀行が参加する。
出力1ギガワット級の風力に大規模蓄電池を組み合わせる構成は、同国では突出した規模となる。風力の出力変動を蓄電池で吸収し、系統への影響を抑える設計である。
