ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領が、観光業への一連の支援策を明らかにした。ヒヴァで開いた企業家との対話での発表として、Spot.uzが伝えた。
柱はホテルへの資金供給である。ホテルの建設・改修・設備向けに5000万ドルを確保し、事業者は年16%・最長10年の融資を受けられる。3〜5つ星ホテルの開業補助金は2年延長し、星の等級の取得に外国企業の確認書を求める要件は廃止する。ホテル向けの固定資産税・土地税の軽減税率は2030年まで延長する。
税制面ではもう1つ大きな変更がある。ツアー事業者が外国人観光客に提供するサービスを輸出と同等とみなし、付加価値税を免除する。外貨を稼ぐ産業として観光を輸出産業の枠組みに正式に入れる措置である。
観光バス・マイクロバス・電気バスの輸入関税の免除は2028年初まで1年延長し、これらの車両はリサイクル税の対象からも外す。50室以上のホテルには、現金を受け入れられるATMを銀行が設置する。
背景には訪問者の増加がある。年初からの外国人訪問者は800万人を超え、平均滞在日数は8日だという。開催地のヒヴァでは12ヘクタール超の国際観光タウンの整備も計画されている。
年16%という金利は日本の感覚では高いが、ウズベキスタンの政策金利と物価水準では優遇に相当する。むしろ注目すべきは、補助金・税制・関税・付加価値税をまとめて観光業に振り向けた政策の厚みで、綿花とガスに依存してきた輸出構成をサービスで広げる意図がはっきりしている。同時に発表された輸出企業支援策と合わせて、本サイトは個別の政令の公布を追って確認する。
